笛や太鼓の鳴りものも賑やかに、「吉兆さん」と「番内さん」が町内を練り歩く。
吉兆さんというのは「歳徳神」と大きく縫いとりをした高さ10m、幅1mほどの大幟のことで、これを持って笛や鼕(どう)の囃子と共に練り歩き、出雲大社本殿の前では神謡を詠う。
吉兆さんが町内を練り歩いているときに、番内さんは白や赤の大きな鬼の面をかぶり神楽衣装を身に着けた42歳の厄男で、家々を回り、玄関先でササラになった青竹を持って地面を叩きふりかざしながら、「悪魔祓い(アクマンバライ)」と大声をあげて厄祓いをする。
毎年1月3日 午前